
Photo credit: Jim Nix / Nomadic Pursuits via Visualhunt.com / CC BY-NC-SA
高画質で細部まではっきりとした写真を撮影したいなら、画素数が高いデジカメを選びましょう。目で見えない細部までクリアな写真が撮れます。撮影後の写真をPC上でグングン拡大していくと、「え・・?ここまで見えちゃうの?」って驚くぐらい、細かいところまで撮影できます。
スマートフォンであっても高画質な写真は撮れますが、やはり写真撮影専用に設計されたデジタルカメラと、オプションの機能として写真が取れるスマートフォンとでは、全くと言っていいほど写真のクオリティが違います。センサーサイズも違いますし、レンズの大きさも違います。
「120%の力を出して、息切らしながら高画質な写真を撮影するスマートフォン」に対して、「60%の力でサクッとスマホで撮影した写真を上回る画質の写真が撮れるデジカメ」というようなイメージでいいと思います。
実際、レンズやセンサーを抜きにして、画素数だけで比べても、デジカメのほうがスマートフォンより1.5倍ほど高画素で写真を撮影できます。
(※iPhone6s、6sPlusの画素数は1220万画素:iPhone - モデルを比較する - Apple(日本)/Galaxy S7 Edgeの画素数も1220万画素:Galaxy S7 edge SC-02H | ドコモスマートフォン | Galaxy)
スマートフォンの1.5倍の画素数、つまり、2000万画素オーバーで撮影できて、しかも接写に強い、2016年発売の高画質接写デジカメをピックアップしてみましたので、ぜひご参考に。
2018年版の高画質 接写デジカメおすすめランキングはこちら
⇒高画質!画素数の高い接写デジカメおすすめランキング 2018年版
もくじ
おすすめNo.1「Nicon DL24-85 f/1.8-2.8」
Nicon DL24-85 f/1.8-2.8は、正式に各種性能が発表されているものの、発売日は未定です。おそらく2016年中に発売されるでしょう。もし、年末まで待てるということであれば、接写に強くてしかも高画素で撮影できるデジカメとしておすすめできます。
最短撮影距離は3cmで、十分被写体に近寄って撮影できますし、画素数は2081万画素とコンデジの中ではかなりハイクラスです。
1型センサー(画像素子)を使っているところも、キレイな写真を撮影する上で重要なポイントです。
商品名 | Nicon DL24-85 f/1.8-2.8 |
最短撮影距離 | 3cm |
画素数 | 2081万画素 |
センサーサイズ(画像素子) | 1型CMOS(裏面照射型) |
ズーム | 光学3.6倍/デジタル4倍 |
液晶モニタ | 3インチ/104万ドット(有機EL) |
撮影可能枚数 | 250枚 |
WiFi | ◯ |
重さ | 345g |
発売日 | 発売日未定 |
やはり、大きいセンサーを搭載して、しかも3インチの大型高精細液晶も搭載してとなると、重さが300gを超えてきますね。おおよそ350mlの缶ジュースと同じ重さです。
このクラスのコンデジを必要とする人は、おそらく持ち歩いてスナップ写真を撮影するというより、室内で本格的な写真を撮影するとか、特定のイベントの取材で写真撮影するというようなプロアマチュア以上の方が多いのではないでしょうか?そうであれば、特に重さに関しては重要視されないかもしれません。
重さを気にしないのであれば、Nicon DL24-85 f/1.8-2.8は接写に強くて高画質で撮影できるデジカメの最高峰です。
>>Nikon DL 24-85 f/1.8-2.8
>>Nikon DL 18-50 f/1.8-2.8 EVFキット
おすすめNo.2「Canon PowerShot SX720 HS」
Canon PowerShot SX720 HSは、既に販売されているコンデジのなかでは、もっとも高画素かつ、もっとも近距離で撮影できるデジカメです。(※2016/06/21時点)
最短撮影距離1cmにこだわるということであれば、PowerShot SX720 HSが一番の選択肢になるでしょう。画素数は2030万画素で、2000万画素を超えています。また、光学40倍のズームもあります。遠距離であろうと、近距離であろうと、スマートフォンとは比較にならないぐらいの解像度で撮影できます。
商品名 | Canon PowerShot SX720 HS |
最短撮影距離 | 1cm |
画素数 | 2030万画素 |
センサーサイズ(画像素子) | 1/2.3型CMOS(裏面照射型) |
ズーム | 光学40倍/デジタル4倍 |
液晶モニタ | 3インチ/92.2万ドット |
撮影可能枚数 | 250枚 |
WiFi | ◯ |
重さ | 270g |
発売日 | 2016/3/3 |
Nicon DL24-85 f/1.8-2.8のセンサーサイズが1型なのに対して、PowerShot SX720 HSのセンサーサイズは1/2.3型です。また、画素数もSX720 HSの方が51万画素少ないです。ですので、はっきりクッキリ高解像度な写真を撮りたいということであれば、Nicon DL24-85 f/1.8-2.8を購入する方がいいでしょう。
しかし、接写能力を比べるとPowerShot SX720 HSの方が上です。2000万画素オーバーで被写体に1cmまで近寄って撮影した写真をイメージしてみてください。3cm離れて撮影した写真とは臨場感が違うはずです。”たとえ51万画素少なかったとしても”です。
接写3cmで満足できるならNicon DL24-85 f/1.8-2.8を、接写1cmで撮影したいならPowerShot SX720 HSを選ぶ。この2機種の選び方は特に難しくなさそうですね。
>>Canon PowerShot SX720 HS
>>Canon PowerShot SX720 HS対応 液晶保護フィルム
おすすめNo.3「Nicon COOLPIX A900」
Nicon COOLPIX A900は、2016年7月31日に発売される最新デジカメです。画質、センサーサイズともにCanon PowerShot SX720 HSとそこまで変わらない性能ですが、液晶が可動式というところが大きな違いです。
液晶がチルト可動式だと、簡単に自撮りできますし、液晶画面を見やすい角度に調整して接写できます。
商品名 | Nicon COOLPIX A900 |
最短撮影距離 | 1cm |
画素数 | 2029万画素 |
センサーサイズ(画像素子) | 1/2.3型CMOS(裏面照射型) |
ズーム | 光学35倍/デジタル4倍 |
液晶モニタ | 3インチ/92万ドット(チルト式可動) |
撮影可能枚数 | 270枚 |
WiFi | ◯ |
重さ | 299g |
発売日 | 2016/7/31発売予定 |
室内でテーブルの上に被写体を置いて撮影するときは、可動式の液晶の必要性は感じないかもしれません。3脚などを使えば、カメラを安定させて撮影できますし。
でも、外で、例えば散歩中などに花や動物を接写したいという場合には、可動式の液晶は大きな力を発揮します。地面に這いつくばって、コンクリートに芽吹くたんぽぽを撮影することはできませんからね。可動式液晶は、こういうシーンにピッタリな機能です。
最短撮影距離は1cmで、PowerShot SX720 HSもCOOLPIX A900も変わりません。
>>Nikon COOLPIX A900
>>Nikon COOLPIX A900対応 ハードケース
まとめ
商品名 | Nikon DL 24-85 f/1.8-2.8 | Canon PowerShot SX720 HS | Nikon COOLPIX A900 |
最短撮影距離 | 3cm | 1cm | 1cm |
画素数 | 2081万画素 | 2030万画素 | 2029万画素 |
センサーサイズ(画像素子) | 1型CMOS(裏面照射型) | 1/2.3型CMOS(裏面照射型) | 1/2.3型CMOS(裏面照射型) |
ズーム | 光学3.6倍/デジタル4倍 | 光学40倍/デジタル4倍 | 光学35倍/デジタル4倍 |
液晶モニタ | 3インチ/104万ドット(有機EL) | 3インチ/92.2万ドット | 3インチ/92万ドット/チルト式可動 |
撮影可能枚数 | 250枚 | 250g | 270g |
WiFi | ◯ | ◯ | ◯ |
重さ | 345g | 270g | 299g |
発売日 | 発売日未定 | 2016/3/3 | 2016/7/31発売予定 |
個人的には、画質よりも接写にこだわりたいので、PowerShot SX720 HSとCOOLPIX A900をおすすめしたいと思います。
PowerShot SX720 HSとCOOLPIX A900の性能にそこまで差はないですから、あとはチルト式の液晶が欲しいかどうかで選べば良いと思います。
私は室内で写真を撮影することが多いですし、三脚も持っていますし、自撮りをすることなんて殆どないです。なので、私の場合はPowerShot SX720 HSがベストチョイスになりますね。
>>Canon PowerShot SX720 HS
>>Canon PowerShot SX720 HS対応 液晶保護フィルム
2018年版の高画質 接写デジカメおすすめランキングはこちら
⇒高画質!画素数の高い接写デジカメおすすめランキング 2018年版
▶接写デジカメをオススメする理由はこちらから