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被写界深度をマスターしよう!絞りでボケをコントロールする方法(※作例写真あり)

更新日:

2014-02-19 (050/365)

被写界深度とは、ピントが合っている部分のことです。正確には、ピントが合っている部分と、その前後の「ピントが合っているようにみえる部分」のことを指します。

被写界深度外の部分、つまり、ピントが合っていない部分はボケて見えます。

なので、ピントがあっている部分(被写界深度)をうまくコントロールできるようになると、逆説的にボケも上手に作り出せるようになります。

さっそく、作例写真を見ながら、被写界深度をコントロールしてボケを作る方法を学んでいきましょう。

そもそもなぜボケるのか?レンズの役割から考えてみる

被写界深度についてネットで検索してみると、無数に解説記事がヒットします。まぁー、どれもわかりにくいですね。(苦笑)

私が一番わかり易いと感じた記事は、以下の記事になります。

参考中学校の理科でカメラのしくみと写真の「ボケ」を理解しよう

Lifehackerの記事も割りとわかりやすかったです。

参考写真を中級者レベルに上げる、「被写界深度」を使いこなす5つの練習をしよう | ライフハッカー[日本版]

要するに、ピントを合わせた部分以外はボケる。そして、絞りを広げて光の入り口を大きくする(F値を小さくする)と、ボケは一層強くなる。ってことです。とりあえず、今はそれだけ覚えておけばOKです。

原理原則をしっかり理解しないとなんだかムズムズするかもしれませんが、気にしなくて大丈夫です。

あなたは被写界深度の仕組みを理解したいんでしたっけ?ボケた写真を撮影したかったはずでは?

 

目的を見失っては本末転倒です。

 

ボケた写真を撮影できるようになれば、極論、被写界深度の理屈なんてどうでもいいんです。

被写界深度の理屈を覚えるのは、ボケをある程度コントロールできるようになってからでも全然遅くはありませんし、別に覚えなくてもボケた写真を撮るのに何の不都合もありません。

自転車の乗り方を教科書で勉強している子供より、転びながらでもとりあえずガンガン乗っちゃってる子供のほうが、自転車乗りこなせるようになるの早いでしょ?それと同じ。

 

ガンガン撮影して、頭ではなく体で覚えてしまいましょう!

 

ということで、絞りを開けた時(F値を下げた時)と、絞りを絞った時(F値を上げた時)で、どのようにボケが発生するのか、実際に写真を撮ってみました。

 絞りを絞ったときと、開放したときのボケの違い

被写界深度テスト_F値028

まず、こちらの写真を御覧ください。ピントを一番手前のチロルチョコに合わせ、F値2.8で撮影した写真です。

一番手前のチロルチョコにはピントが合っていますね。後ろの2つはボケています。

人間の目はピントが合っているものに引きつけられます。ですので、鑑賞者に見てもらいたいモノにピントを合わせ、それ以外をボカしてやると、うまく視線を誘導できます。

さて、この状態からF値を上げて(つまり、絞りを絞って光の入り口を小さくして)、F値11で撮影するとどうなるか見てみましょう。

被写界深度テスト_F値011

F値11で撮影すると、ご覧の通り手前から奥くまでピントが合っていますね。

例えば商品写真や風景写真など、全体をハッキリクッキリ見せたい場合は、このように出来るだけボケを作らないように絞りを絞って撮影するといいと思います。

ちなみに、絞りを絞ると、ピントが合っている部分から徐々に後ろにピントが合う部分が広がっていく…わけではありません

ピントが合っている部分から、前後均等にピントが合う部分が広がっていきます

どういうことか?

ちょっと下の写真を見てみてください。

チロルチョコで被写界深度テスト_01

こちらの写真は、手前・真ん中・後ろにあるチロルチョコのうち、真ん中の黒いチロルチョコにピントを合わせて撮影しています。F値は2.8です。

真ん中のチロルチョコにはピントが合っていますが、手前と後ろのチロルチョコはボケています。

この状態から、F値を上げて(絞りを絞って、光の入り口を小さくして)F値11で撮影してみます。

チロルチョコで被写界深度テスト_02

F値11で撮影した写真は、F値2.8で撮影した1枚目の写真と比べて、手間と奥のチロルチョコにピントが合っているのがわかるでしょうか?

よくよく見比べると、手前のチロルチョコの「Strawberry Jelly」の文字がはっきりしているのがわかると思います。後ろのチロルチョコの「BIS」の文字も1枚目よりハッキリしていますね。

つまり、絞りを絞ると、ピントが合っている部分が『前後に広がる』わけです。後ろ側だけではありません。手前にも広がります。

以上で被写界深度をコントロールしてボケを作る方法は、おしまい。意外と単純でしょ?

被写界深度とボケについては、文字で理解するより、実際に撮影してみたほうがよく理解できます

試しに、机の上に鉛筆や消しゴムなどを置いて撮影してみてください。F値変えてボケた写真を撮るのは、思っているより楽しいもんですよ。

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