料理を美味しそうに撮りたい!
そうはいっても、料理の盛りつけはレストランのスタッフさん次第ですからね。盛り付けが上手じゃないと、いくらあなたが美味しそうに撮影しようと思っても難しいです。
でも、できることはあります。
たった5つのテクニックを使うだけで、たとえ盛り付けが上手じゃなくても、美味しそうな写真を撮ることが出来ます。
もくじ
窓側の席に座る
まず、いちばん大切なことは、「窓側の席に座る」ということです。
室内の蛍光灯より、窓から差し込む太陽光で撮影したほうが、柔らかで温かみのある写真が撮れます。
太陽光で照らされたモノというのは、人間が普段見ている色と近いので、リアリティも出ます。
ですので、お店に入ると「こちらの席へどうぞ」と誘導されるとは思いますが、思い切って「あそこの窓側の席、いいですか?」と頼んでみましょう。
お店が混んでいたり、予約で埋まっている場合は難しいですが、よっぽどのことがない限り拒否されません。大丈夫です。
カラフルな料理かシンプルな料理を注文する
そもそも注文する料理、こだわってますか?
好きなメニューを注文したいという気持ちはわかりますが、「好きなメニュー≒見栄えのいいメニュー」です。
見栄えのいい料理は、鮮やかでコントラストが高いビビットな色の料理です。淡い色の料理より、緑黄色野菜が使われたカラフルな料理を注文してみましょう。
ただ、いろんな素材が使われたカラフルな料理というのは、盛り付けが複雑でどこから撮影すればキレイな写真が撮れるのかよくわからないという場合もあります。
そういう場合は、シンプルな1品料理を注文するというのもアリです。
一番良くないのは、カラフルでもないしシンプルでもない、中途半端なメニューを、ただ単純に好きだからという理由で注文することです。いい写真を撮るために、グッと自分の食欲は抑えましょう。
主役を決めて撮影する
食べ物の写真を撮る人にありがちな失敗なんですが、写真に全ての料理を写そうとしてしまうんですね。
飲み物も食べ物も、運ばれてきた料理を全て写そうとしちゃうんです。これ、よくありません。どこを見ていいのかわからない写真ができあがります。インパクトもありません。
ですので、「これを見てほしい!」という写真の主役を決めてしまいましょう。主役以外は写らなくてもOKです。画面端に見切れても問題ありません。
例えば、「この写真の主役は、ハンバーガーにはさまれた肉の"肉汁"だ!」と決めれば、パンもお皿も見切れたって大丈夫です。肉汁が栄えるように撮影できれば勝ちです。
そういう「ココ見てほしい!」という写真のほうが、見る人によく伝わるいい写真になります。
白い服を着ていく(自分をレフ板代わりにする)
レストランにレフ板もっていって写真撮影する訳にはいきません。かと言って、料理に影ができると、美しくない写真になってしまいます。
メニュー表や紙ナプキンをレフ板代わりにするのも一つの手ですが、使いもしない紙ナプキンをレフ板代わりに使うのはどうかと思いますし、メニュー表はスタッフさんが持っていってしまう場合もありますからね。
ですので、最終手段です。自分自身がレフ板代わりになるよう、白い服を着ていきましょう。
これなら、普通に撮影しているだけで、いくらか影を軽減することができます。ちょっとした工夫ですが、出来上がる写真に与える影響は「大」です。
かぶりついたあと(食べている途中)の写真も撮影する
食べ歩き写真は、そのお店の広告宣伝用の写真ではありません。
どちらかというと、「このお店のこの料理、おいしい!」という生の"体験"を伝えるためのものです。
なので、多少生々しくなるかもしれませんが、料理をかぶりついたあとの写真、または食べてる途中の写真も撮影してみましょう。
「あ、本当に食べてるな」とわかる写真のほうが、見る人の感情を揺さぶりますし、美味しさも伝わります。
まとめ
- 窓側の席に座る
- カラフルもしくはシンプルなメニューを注文する
- 主役を決めて撮影する
- 白い服を着ていく
- 食べている途中の写真も撮影する
以上が、料理を美味しそうに撮影する5つのテクニックです。
なんだか美味しそうな写真が撮れないなと思ったら、上記5つのテクニックを試してみてください。
全てやる必要はありませんが、一つでも試してみると、いつもよりいい感じの写真が撮れるはずです。