水中撮影はいくらなんでもスマホでは無理ですよね。iPhone用の防水ケースがあるとはいえ、水中撮影には防水対応のデジカメを買うほうがベターです。ホールドしやすいですし、シャッターボタンも押しやすいですから、手ブレせず水中でキレイな写真が撮れます。
水中で写真が撮りたいという人は、おそらくアウトドア派でしょうから、防水機能だけでなく、防塵や耐衝撃性も重要です。気密性を高くしないといけませんし、頑丈な素材を使わないといけませんから、デザインや重さに関してはある程度妥協が必要です。
ただ、素材のゴツゴツさをあえて活かしたデザインのデジカメもありますし、100g台の重さのデジカメもあります。もちろん、「接写に強いデジカメで」です。
水中での貴重な思い出をキレイに保存しておきたいなら、まずはこの3つの中から選んでみると良いんじゃないかなと思います。
もくじ
おすすめNo.1「OLYMPUS STYLUS TG-870 Tough」
オリンパスのSTYLUS TG-870 Toughは、防水15mまで可能!さらに、100kgの荷重に耐えられる頑丈な防水対応デジカメです。
-10度の耐低温性能もあるので、冬の水中撮影でも使えます。(冬に水の中に潜る必要があるかどうかはわかりませんが…)
防塵性能もあるので、砂漠や砂場での撮影も問題ありません。
商品名 | STYLUS TG-870 Tough |
最短撮影距離 | 1cm |
画素数 | 1600万画素 |
ズーム | 光学5倍/デジタル4倍 |
液晶モニタ | 3インチ/92万ドット |
防水性能 | 15m |
耐衝撃 | 100kgf |
防塵 | ◯ |
WiFi | ◯ |
重さ | 221g |
発売日 | 2016/2/26 |
最短撮影距離1cmで、しかも3インチ(92万ドット)の大型高精細液晶搭載です。視界の悪い水中撮影で、この液晶サイズは助かりますね。
しかも、TG-870の液晶モニタは可動式で、180度レンズ側に折り返す事ができます。自撮りもバッチリです。
光学5倍ズームで、手ブレ補正機構(レンズシフト方式)も搭載していますから、撮影後の写真にがっかりすることもなさそうですね。
>>OLYMPUS STYLUS TG-870 Tough
>>OLYMPUS STYLUS TG-870対応 防水プロテクター
おすすめNo.2「OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough」
STYLUS TG-4は、オリンパスが発売するTGシリーズ(タフカメラ)の最上位版です。前述のSTYLUS YG-870よりもハイクラスなデジカメです。
ただ、発売日が2015年後半ということもあって、TG-870の方が機能的に上回っている部分が多いので、おすすめNo.2とさせて頂きました。
とはいっても、ほぼ同じ性能ですし、撮影可能枚数が380枚というところはTG-4が上回っています。
(※TG-870は300枚)
電池を気にせず撮影しまくりたいということであれば、TG-4も十分選択肢の1つになりえる防水デジカメです。
商品名 | STYLUS TG-4 Tough |
最短撮影距離 | 1cm |
画素数 | 1600万画素 |
ズーム | 光学4倍/デジタル4倍 |
液晶モニタ | 3インチ/46万ドット |
防水性能 | 15m |
耐衝撃 | 100kgf |
防塵 | ◯ |
WiFi | ◯ |
重さ | 247g |
発売日 | 2015/5/22 |
TG-870との大きな違いとしては、液晶モニタですね。サイズは同じ3インチであっても、TG-4は可動式ではありません。
個人的に、デザインに関してはTG-4の方がスッキリとしているので好みです。自撮りする必要がないのであれば、TG-4の方が撮影しやすい形のデジカメではないかなと思います。
TG-4にも手ブレ補正機構(CMOSシフト方式)が搭載されていますので、折角のシャッターチャンスでミスしてしまうことは防げそうです。
>>OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough
>>OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough対応 防水プロテクター
おすすめNo.3「RICOH WG-40」
リコーのWG-40は、おすすめ3機種の中でもっとも軽量な防水デジカメです。重さ100g台と軽量、しかもバー形状になっていますので、スポっとポケットにおさまります。持ち運びやすさという点では、WG-40が一番良い防水デジカメでしょう。
また、他にない特徴的な機能として「デジタル顕微鏡モード」があります。レンズの回りに6つ配置されていているLEDで被写体を照らし、まるで顕微鏡で撮影したような美しいマクロ写真が取れる機能です。この機能は、防水でないデジカメを含めたとしても、WG-40以外にありません。
(※オリンパスのTG-4 Toughでも、リング上のLEDライトで撮影することは可能ですが、別途フラッシュディフューザーというアクセサリーを購入する必要があります。WG-40のように、デフォルトで本体に内蔵されていません。)
商品名 | RICOH WR-40 |
最短撮影距離 | 1cm |
画素数 | 1600万画素 |
ズーム | 光学5倍/デジタル4倍 |
液晶モニタ | 2.7インチ/23万ドット |
防水性能 | 14m |
耐衝撃 | 100kgf |
防塵 | ◯ |
WiFi | ◯ |
重さ | 194g |
発売日 | 2015/10/23 |
防水14mというところが、前述の2機種よりも劣っている部分ですが・・・、14mも15mもそこまで変わらない気がします。(笑)10mオーバーの防水性能がある時点で十分でしょう。
コンパクトサイズゆえ、液晶サイズが2.7インチになってしまっていますが、これはもうサイズと機能のトレードオフなので、何を重要視するかによってWG-40を良しとするかスルーするか別れますね。
公式アクセサリーが充実している(専用マウント台やケースなど)というのもWG-40ならではの利点なので、そういう所を重視しても良いかもしれません。
>>RICOH WG-40
>>RICOH WG-40 対応ジャケット
まとめ
商品名 | TG-870 Tough | TG-4 Tough | WG-40 |
最短撮影距離 | 1cm | 1cm | 1cm |
画素数 | 1600万画素 | 1600万画素 | 1600万画素 |
ズーム | 光学5倍/デジタル4倍 | 光学5倍/デジタル4倍 | 光学5倍/デジタル4倍 |
液晶モニタ | 3インチ/92万ドット | 3インチ/46万ドット | 2.7インチ/23万ドット |
防水性能 | 15m | 15m | 14m |
耐衝撃 | 100kgf | 100kgf | 100kgf |
防塵 | ◯ | ◯ | ◯ |
WiFi | ◯ | ◯ | ◯ |
重さ | 221g | 247g | 194g |
発売日 | 2016/2/26 | 2015/5/22 | 2015/10/23 |
防水性能に関しては、3機種ともほぼ同じです。手ブレ補正機構に関しても、それぞれ方式は違うものの、3機種ともに搭載されています。なので、選ぶ基準としてはサイズと液晶モニタになりますね。
TG-870の可動式液晶モニタ(チルト機構)は魅力的ですが、実際水中でどれほど使うのか定かではありません。また、可動式モニタゆえに、水や砂が詰まった時の手入れが面倒になるということもあるかと思います。ハードな環境で長く使うのであれば、できるだけシンプルな設計のデジカメのほうが良いはずです。
とすれば、残るはオリンパスのTG-4 Toughと、リコーのWG-40です。私としては最軽量のWG-40をおすすめしたいと思います。
私はシンプルなデザインが好きなので、TG-4 Toughも捨てがたいのですが、リング上のLEDライトで被写体を照らして撮影する「デジタル顕微鏡モード」がどうしても気になってしまいます。この機能があれば、劣悪な撮影環境であっても、キレイに接写できそうです。防水デジカメ初心者としては、デザインの良さを捨てても、手に入れたい機能です。
ちなみに、GPS機能に関しては、WG-40には内蔵されていません。もしGPS内蔵の防水デジカメがほしいのであれば、WG-5GPSというGPS搭載版を購入する必要があります。
WG-5GPSは3インチ液晶(46万ドット)を搭載しているので、WG-40よりも撮影しやすいモデルだといえますが、その代わり重量236gです。軽量防水デジカメでなくてもいいということであれば、WG-5GPSを買っても良いかもしれませんね。万が一、水中や山中ではぐれた時にもGPSは頼りになりますし。
(※TG-870 Toughと、TG-4 Toughには、GPSきのうが内蔵されています)
>>RICOH WG-40
>>RICOH WG-40 対応ジャケット
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